テーマ
DCF法におけるフリーキャッシュフロー(FCF)の考え方
きっかけ
企業価値評価(DCF法)を学んでいる中で、フリーキャッシュフローの計算式について学びました。
税引後利益+減価償却費等-設備投資等-運転資本増加
テキストには、
- 「減価償却費等には資金支出を伴わない費用が含まれる」
- 「設備投資等には費用とならない資金支出が含まれる」
と書かれていました。
最初は少し分かりにくく感じましたが、「費用」と「支出」は同じではないことを意識すると、理解が深まりました。
学んだこと
例えば、会社が1億円の機械を購入したとします。
このとき、
- 現金は1億円減ります。
- しかし、損益計算書では1億円がそのまま費用になるわけではありません。
機械は長期間使う資産なので、貸借対照表には「固定資産」として計上され、毎年少しずつ減価償却費として費用になります。
つまり、
- 現金は購入時に一括で減る。
- 費用は何年にも分けて計上される。
という時間差が生まれます。
逆に減価償却費は、費用として利益を減らしますが、その年に現金が出ていくわけではありません。
つまり、
- 減価償却費=費用だが、お金は出ていない。
- 設備投資=お金は出ているが、その年の費用ではない。
という関係になります。
なぜFCFでは調整するのか
フリーキャッシュフローは、「会社に実際にどれだけ自由に使える現金が残ったか」を表す指標です。
そのため、
- 現金が減っていない減価償却費は利益に戻し、
- 実際に現金が出ていった設備投資は差し引きます。
利益だけでは見えない「本当に残ったお金」を把握するための調整なのだと理解しました。
自分の考え
「利益」と「キャッシュ」は似ているようで、実はまったく違う概念でした。
利益が出ていても、大きな設備投資をしていれば手元資金は減ります。
反対に、減価償却費が大きく利益は少なく見えても、実際には現金はそれほど減っていないこともあります。
企業価値を評価するDCF法で利益ではなくフリーキャッシュフローを重視する理由は、まさにこの違いにあるのだと感じました。
「利益ではなく、実際のお金の流れを見る。」
この視点は、企業分析だけでなく、中小企業の経営を考える上でも大切な考え方だと思います。
次に取り組むこと
次は、フリーキャッシュフローの計算式にある「運転資本増加」を学び、「なぜ売上が伸びるとお金が足りなくなることがあるのか」についても理解を深めていきたいと思います。
今日の学びが、いつか未来の誰かの役に立つ知識になりますように。
2026/08/06

